【「マインドセットだけ学びなさい」を考える】 こんにちは。でぐっち です。 今日、4月9日のマインドセットは、 自分だけが勝つと必ず復讐される です。 ビジネスでの究極の成功とは何でしょうか? それは、 提供する商品・サービスについて、 一人勝ちし、独占することです。 一人勝ちして、独占すれば、 ライバル不在でライバルに怯える必要はないですし、 独占すれば価格コントロールも自由にできます。 やりたい放題。 しかし、 商品・サービスというのは、 プロダクト・ライフサイクルに従った、 寿命というものがあります。 プロダクト・ライフサイクルは、 商品・サービスの売上が、 ・導入期 ・成長期 ・成熟期 ・衰退期 に応じてS字のカーブを描いて推移するというものです。 なにごともそうなのですが、 あるモノゴトが登場してから、 未来永劫続くことは未だかつてありません。 今後もないでしょう。 なので、 ある一つの商品・サービスで、 一人勝ちし、独占したとしても、 いつかは寿命が尽きます。 そして、 別の商品・サービスを提供したとしても、 それも同様に一人勝ちし、独占することができるか? というと、極めて難しいでしょう。 では、 提供している商品・サービスがダメになったとき、 ライバルやユーザはどう考えるでしょうか。 一人勝ちする過程で、 ライバルはかなり悔しい想いをするでしょうし、 強い敵対心を抱くでしょう。 また、 独占したあと、ユーザに不利益となるような 価格コントロールをしたら、ユーザも 他に選択肢がないので買ってもらえるかもしれないですが、 強い反感を抱くでしょう。 そのような状態で、 別の商品・サービスを提供したとして、 ライバルやユーザは黙っていてくれるでしょうか? いえ、そんなことはまずないでしょう。 必ず復讐してくるはずです。 ライバルは太刀打ち出来ないような 商品・サービスを出したり、 他のライバルたちと競合して、 蹴落とそうとするでしょうし、 ユーザも非買運動をするかもしれません。 また、 あなた、あるいはあなたの会社のブランド、 信頼度が下がってしまい 回復することが非常に難しくなるでしょう。 そうなったら、 一度は成功するかもしれませんが、 その後は二度と成功できないでしょう。 短期的な成功を望むのであれば、 一度だけドーンと成功してしまうのもアリですが、 普通は、 長期的、継続的な成功を望んでいると想います。 長期的、継続的な成功を望むのであれば、 ライバルのことも考え、ライバルの成功の余地を残す、 また、ユーザの利益になることも考える。 顔色をうかがう必要はありませんが、 ライバルをリスペクトし、 ユーザがいればこそ。の視点で考え、行動する。 これが重要です。 可能なら、WIN-WIN-WINの関係でいたいですね。 それでは、今日はこの辺で。また明日。 平秀信先生、仙人さん、ありがとうございます。
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