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目の前の敵を抹殺しろ!

20150726 【「マインドセットだけ学びなさい」を考える】 こんにちは。でぐっち です。   今日、7月26日のマインドセットは、  目の前の敵を抹殺しろ!  です。 ずいぶん物騒なマインドセットですね。 普通のヒト、いえ、例え兵士であったとしても 実際には難しいコトです。   良く映画やドラマなどで、 目の前に敵や犯人が現れたとき、 銃を持って構えているにもかかわらず、 撃てない場面ってありますよね。   で、同僚やボスが、 「何をしてる!早く撃て!」 なんて言ったりしている。   観ているほとんどのヒトは、 「そうだよなぁ。なんで撃たないんだろう」 と思うでしょう。   でも、 心理学の点において、 それはごく当たり前のことなんです。   私たちも、 対象物が大きくなるにつれ、 それが困難になってきます。   目の前のハエや蚊は殺せると思いますが、 突如、ヘビやクマが現れたら 身動き取れなくなるでしょう。   これは、 対象物の大きさによって、 自分の優位性を感じることができなくなるためです。   また、 虫、爬虫類と、動物では大きく心理的な隔たりがあります。 それは、感情の有無に左右されます。   動物でも、殺したらかわいそう。 という感情が働くと、殺すことは困難になります。   ましてや、人間だったら、 例え、相手が凶悪犯だったとしても、 ヒトを殺す、いや、殴るというだけでも、 自分だったら、という心理が働いて、 痛みや恐怖を感じてしまいます。   先の 「何をしてる早く撃て!」のシチュエーションでは、 撃とうとしているヒトは、 素人だったり、新人の刑事だったりする コトが多いでしょう。   なので、 目の前のヒトを殺す。ということに、 非常に抵抗を感じており、 引き金を引くことができないんです。   「戦争における『人殺し』の心理学」 (デーヴ・グロスマン著、安原 和見訳、ちくま学芸文庫) という本があります。   それによると、 人を殺す。ということに対して、 距離が近くなればなるほど抵抗力が働きます。   アメリカ軍でさえ、 B29で焼夷弾で東京を空襲できても、 各地の戦闘で直接人に発砲することが できたのは50%と言われています。   南北戦争では発砲率が15%だったことが がわかり、訓練法を変えることで、 朝鮮戦争で55%、そして、 ベトナム戦争では90%の発砲率まで 上昇させたと言います。   でも、 ベトナム戦争では、 最初は高かった発砲率も、 戦争が長期化するにつれ、   戦うことに対する正当性に疑問を 持つようになり、   アメリカ本土で批判が高まるにつれ、 発砲率が下がったり、 精神的疾患を持つ人が多くなりました。   それほど、 人を殺す。ということに対しては、 難しいことなんです。   発砲率を上げるために変更した訓練法は、 条件付けにより反射的、瞬間的に撃てる ようにする訓練でした。   風船に戦闘服を着せて発砲させたり、 人型の枠が現れたら撃つ。 という訓練を何度も何度も実施して、 考える前に撃てるようにする。   そうすることで、 発砲率を上げました。   今回のマインドセットは、 ビジネスの世界でも、 アレコレ考える前に行動できるように、 反復的に訓練しろ。 そう言いたいのかなぁ。と考えました。   それでは、今日はこの辺で。また明日。   平秀信先生、仙人さん、ありがとうございます。   この記事を気に入っていただけたら いいね!、シェア をお願いしますm(_ _)m

 
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本稿は、平秀信先生が直筆で 仙人さんのマインドセットを書いた日めくりカレンダー 「 マインドセットだけ学びなさい」について、 でぐっちの私見を述べたものです。 でぐっちは、平秀信先生、仙人さんの マインドセットのお話を伺ったことがないため、 マインドセットの言葉を除いて、 認識、解釈が、平秀信先生、仙人さんとは異なる、 間違っている可能性があります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このブログの内容をメールで受け取れます。 登録はこちらから。 「マインドセットだけ学びなさい」を考える メルマガ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー]]>

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